ロハスな日々、文房具、Android

インターネットラジオからクラウドラジオへ-その1-

Yardbirdsクラウドラジオ

昨年11月、インターネットラジオアプリは何をお使いですか?
にいただいたコメントがきっかけで、「Yardbirds」というインターネットラジオアプリの作者とお知り合いになりました。

以下、その作者とのコメントやメールのやりとりを通して学んだことのメモを記してまいります。(数回に分けて続きます)

 

  *   *   *   *   *

 

「Yardbirds」というと、60年代洋楽ファは懐かしい、あの伝説のスーパーロックバンドを思い浮かべると思いますが、元々は、チャーリー・パーカーという偉大なる“モダンジャズの父”のニックネームでもあります。

 

ヤードバーズ(Wikipedia)

チャーリー・パーカー(Wikipedia)

 

何となく懐かしさを感じまして、さっそく作者サイト「Rikki Cat」を訪問させていただきました。

Rikki Cat

 

サイトが開くといきなり英語だったので驚きましたが、メニューバーに日本語があったのでひと安心。

そこで日本語メニューの「iOS アプリ」をクリックすると…
そこには次のようなインターネットラジオアプリが紹介されていました。(※昨年は他のアプリもあったような記憶もあるのですが気のせいだったかも)

 

VIP Radio(目が不自由な方向けのインターネットラジオアプリ) フリー
Yardbirds(別名 Yardbirds ラジオ) フリー
Yardbirds Plus(別名 Yardbirds クラウドラジオ)
  ※最新名 Yardbirds ハイレゾ・プレイヤー(2013.4月)

 

「Yardbirds」としては、無料版(インターネットラジオアプリ)と有料版(インターネットラジオとWebDAV音楽ストリーミングが楽しめるアプリ-クラウドプレイヤー)の2種類があるということのようです。

それぞれ別名(「Yardbirdsラジオ」と「Yardbirds クラウドラジオ」)がついていることでちょっと混乱しましたが、クラウドラジオのほうは有料アプリで、インターネットラジオの受信だけでなく、文字通り“クラウド”の「WebDAV機能」を使って音楽ストリーミングを聴けるアプリ(クラウドプレイヤー)、ということでした。
  ※2013.4月のアップデートで「Yardbirds ハイレゾ・プレイヤー」という名称に変わったようです

 

しかし、インターネットラジオはわかるのですが、WebDAVとは一体?

 

 

WebDAV(ウェブダブ) って?

WebDAVという言葉は、初めてiPhoneを触った時、何かのアプリの設定画面で見たような記憶があり、「iPhoneとパソコン間のデータ通信の一種」と、とりあえず言葉上で(漠然と)理解してはいたものの、ほとんどその意味をわかっていませんでした。

 

そこで、ここで改めて反省やら後悔やらをしながら、「WebDAV機能」や「WebDAVサーバー」について調べてみました。

 

まず参考にしたのは、初心者向けの解説記事です。

◯WebDAV Wikipedia
◯WebDAV IT用語辞典 e-Words

他にも少し調べましたが、残念ながら、正直いって私のレベルではその実体はわかりませんでした。

 

「WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)はHypertext Transfer Protocolを拡張したもので、Webサーバ上のファイル管理を目的とした分散ファイルシステムを実現するプロトコルである」(Wikipedia)
なんていわれても、初心者にはまったく意味不明…

仕方がないので、とりあえず無視して先へ進みました。

 

再び「Yardbirds」のサイトに戻って何度かページを見直しているうちに、
「WebDAVで音楽ストリーミングが聴ける」というのは、要するに、自分の好きな音楽(mp3データ)をWebDAV機能のついたサーバーにアップロードしておけば、いつでも好きな時にiPhoneなどで聴けるということかも知れない、
ということがわかってきました。
その瞬間、これは便利かも、と思ったんです。

 

垂れ流しのインターネットラジオの音楽を聞き流すのも悪くはありませんが、自分の好きな(パソコンに入れてある)曲をどこでも自由に何度でも繰り返して聴けるとなると、めちゃくちゃ楽しみが広がりますよね。

『iPhoneは、かつてのウォークマン並みに使えるのかも?』と思いました。

 

Yardbirdsは、「インターネットラジオであると同時に、クラウドサーバーを利用して自分の好きな音楽をいつでも聴くためのクラウドプレイヤー」ということを、初めて、ようやく理解できたのです。

そういえば、iPhoneを使い始めてから、このようなタイプのアプリに出会ってはいませんでした。

 

インターネットラジオからクラウドラジオへ-その1-
インターネットラジオからクラウドラジオへ-その2-
インターネットラジオからハイレゾ・プレイヤーへ-その3

 

 

※現在、私のiPhone4Sに入っているラジオアプリ

Yardbirdsクラウドラジオ

 

 

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コメント

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  • コメント (5)

  1. ドイツの方ですが、会社で貸与されている iPhone4 32GB → iPhone5 16GB になり自分の音楽ライブラリを携行できなくなったので探しまわって漸く見つけたというユーザーさんがいらっしゃいます。また、CD を超えるハイレゾ音源(※1)だと 64GB でもそんなに多くの楽曲を収容できません。ストリーミングは端末に負荷をかけるので消費電力が大きいのとそれなり(※2)の回線速度を要求するのと引き換えに、多大な楽曲ライブラリを複数の端末から利用できるのが特徴ですね。
    世の中なんでもトレードオフがありますね。

    ※1)ビットレートの大きいものだと1曲で CD 1枚分の容量を超えますので、64GB でも 100曲も収まりません。
    ※2)ハイレゾの場合は実効値で 10Mbps 程度が必要になりますので、3G ではキツいと思います。

  2. rikkicatさん
    いつも貴重な情報をありがとうございます。

    ストリーミングはデバイスの種類や容量に関係なく音楽を楽しめる点が最大のメリットですから、「Yardbirds」はドイツの方のニーズにぴったりはまった感じで、よかったですね。

    ただ、iPhoneに限らないと思いますが、電池の消耗の激しいのが困ります。私は先月、充電池を忘れて出張取材に出てしまい、たいへん不便な目にあいました。
    ハイレゾを楽しむにことになるとますます厳しくなるのかなあ…

    といっても、私の場合、ふだん聴いている曲数はそれほど多くはないし、音質もあまり気にしていないので、今のところはまだ悩むまでには至ってません。

    ユーザーが求めるレベルはどんどん上がっていくので、こういったシステム開発に関わっておられる方はたいへんだと思います。もっとも、私のようにのんびりマイペースで楽しんでいる人間にとっては、やはりシンプルで使いやすいものがいいですね。

  3. お晩です。

    【専用ツールでプレイリストを作成するマメなユーザー】
    上記のドイツのユーザーさんは AppStore にあるサポート先の URL を参照して無かったみたいで、プレイリスト(ショートカットリスト)の作成方法を指南しました。このやり取りを通じて、専用ツールでプレイリストを作成するマメな人も居るのだと気づきました。
    私のアプリに関係なく昔作ったプレイリストを流用したいというのは想定外だったので勉強になりましたし、気が向いたら WebDAV サーバー上に配置したプレイリスト(pls,m3u等)をインポートする機能を具備しようかなと思っています。

    【電池の消耗】
    これは頭が痛い所でして、通常の端末内部のファイルを直接再生するのと比較すると余計な行程が2つ(ストリーミング、メーター表示)有りますのでどうしても電力消費が大きいです。ロートルのオッサンなのでどうしてもアナログ・メーターが好きでして…
    紹介していませんが、以下の方法でメーターを表示しないモードにすると電池の消耗はかなり減ります。

    ●ホームボタンをワン・タップしてバックグランドにまわす。
    ●画面下端のツールバーの一番右のボタン・アイコンをタップしてメーターを表示しないモードにする。
    ●(カバー・アートがある場合)カバー・アートを表示する。

    【ハイレゾ】
    実は自分はウォークマンがデビューしたのが高校を卒業する頃(ジョン・レノンやジョン・ボーナムが亡くなった頃)でして、それ依頼 30年以上爆音(大抵フルボリューム)でポータブル・オーディオを使って来たせいか少し難聴気味なんです。そういった経緯でハイレゾと CD の識別は私の聴力ではほぼ困難なので、(大きな声では言えませんが)私自身ハイレゾは必ずしも必要ではないのです。

    では、またお邪魔いたします。

  4. rikkicatさん、お返事遅れてすいません。

    おまけに電池消耗を抑える方法まで教えていただき恐縮です。

    ヘッドホンやイヤホンで聴いていると、あまりいいことがありませんね。でも、わかっていても、住宅事情や懐具合によって使わざるをえないこともありますし。
    適度なボリュームで、といっても、これもかなりむずかしい…

    「少しでもいい音で」というのは現代人の贅沢病の一つかも知れませんが、難聴も進む可能性があるそうですからお気をつけください。

    私は耳よりも目の方が…。

    その2の原稿が遅れておりますが今月中にはなんとか、と思ってます。
    では。

    • rikkicat
    • 2013年 6月 01日

    私も老眼ですんで、ハンダ付けする時にはルーペやらを使います。
    若い時は目は良いし DIP(シュリンク DIP でも)で大したこと無かったですが、老眼になってからSOP や FP は辛いです。

    では、また

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