Pogoplug と3回続けて言える人
クラウドという言葉を知ったのは「Google」ではなく、「Dropbox」が登場したときでした。
現在、クラウドストレージとしては「iCloud」「GoogleDrive」「SkyDrive」のメジャーな3ブランドをはじめ、いくつものサービスが(一定枠内ではありますが)ほぼ無料で使えるという、たいへん恵まれた時代になっています。
あなたはどのサービスをお使いですか?
iPhoneユーザーなら、やはり「Dropbox」を使われている方が多いでしょうね。
私も「Dropbox」が中心で、とくに今年に入ってから仕事でよく使っています。
しかし、今日の記事はいわゆるクラウドストレージについてではなく、この春から使い始めた「Pogoplug Mobile」について、です。
Pogoplug Mobile(ポゴプラグ・モバイル)…滑舌の“超”悪い私には2回繰り返して発音できない難しい読み方…3回続けて言える人、あなたはすごい!
※「Pogoplug Mobile」は「自宅のHDDなどをクラウドで使えるようにするPC関連商品(通信機器)」のことで、Pogoplug社のメイン事業である5GBまで無料のクラウドサービス(Pogoplug Cloud)やデータのバックアップサービスとは異なります。
Pogoplug Mobile(ポゴプラグ・モバイル)に関する基本情報
●「DropBox」を超えたかもしれないオンラインストレージ「Pogoplug」レビュー
●「Pogoplug Mobile」ファーストインプレッション
●iCloudより快適? パーソナルクラウド「Pogoplug Mobile」を試す
小サイズ、接続も設定も簡単、ファイル転送にも使える魔法の小箱
NAS(数万円以上)でもないのに個人でクラウドストレージをもてるって?
USBハードディスクやUSBメモリ、SDカードなどをクラウドストレージにできる、ってどういうこと?
ほんとにこれが8,000円で?
初めて聞いたときはは意味がわからず、すぐには信じられませんでした。
ネットで検索してみるといくつかレビューや体験レポートのサイトがあり、それらにざっと目を通しても、まだ信じられませんでした。
買ってみたら、下の写真のような、めちゃくちゃシンプルな機器。
これでほんとにクラウドが?
まさに“雲”をつかむような気分。これって詐欺? まさか!
※写真、上左から
●LANケーブル
●ACコード
●Pogoplug Mobile 本体
○仕組み…すいません、文化系の私にはいまだによくわかりません。
○接続方法…簡単(マンションタイプの光回線ではLANケーブルをCTU装置につなぐだけ)
○iPhone・iPad(Android)…アプリあり
○Windows・Mac…クライアントソフトあり
○任意のストレージを用意(USBハードディスク、USBメモリ、SDカードなど)…ストレージの容量は無制限
○設定…簡単(ID・PWの設定以外ほとんど何もしてません)
○大きさ・重量…長辺はiPhone4Sより短く、厚さはiPhoneの3.5倍くらい、重さは軽い
○ストリーミング…家庭内LANでは安定的に作動、外(3G回線)では時々途切れることがありますがこれはソフトバンクの回線事情もからんでいるかなと。
○ノイズ発生…なし
○発熱…少々あり
○セキュリティ…Pogoplugを信ずるのみ(パソコンメーカーやGoogle、Yahoo!の信頼性とほとんど同じだと思いますが)
○価格…約8,000円(私はキャンペーン時に約2,000円で購入/現在もキャンペーンは続行中?)
※写真上(裏面)、左から
●EJECTボタン…たぶんUSB接続のON・OFFボタン(試しに押したところ接続が切れました)
●USB接続口…USBのHDDやUSBメモリを接続
●LANケーブル接続口…CTU装置とLANケーブルで接続
●AC電源接続口
※この他に、向かって右側にSDカードの挿入口あり
じつは(一抹の不安があり)未だに音楽ファイル(コピー)のストリーミング視聴にしか使っていないのですが、並行して、いろんなデータを入れて試しているところです。
私の体験では、最初、iPhoneのPogoplugアプリでは日本語のテキストデータ(.txt)が文字化けして読めなかったのですが今は読めるようになってます。まだ未対応のファイル形式もあるかも知れませんが、そんなことが気にならないくらい、私は便利さを感じています。
最終的には、Pogoplug社のセキュリティ技術を信ずるかどうか、だけ
こんなに簡単にクラウドストレージとほぼ同じことが実現できるなんて未だに信じがたく、まるで魔法にかけられているような気分。
ただ、問題点がまったくないということはなく、私の場合(I・O DATA社のHDDを使用)、Macからのデーターコピーに“超”時間がかかるため、Macに入れてあるデータをいったんUSBメモリに書き出し、それをWindowsマシン経由でI・O DATA社のHDDにコピーするという方法をとってます。こうすれば、コピー速度はふつうの感じでした。
もちろん、はじめからWindowsマシン内にあるデータは通常の速さでコピーできます。
しいていえば、iPhoneアプリを使用中に、メールを受信したり他のアプリを立ち上げると音楽が切れてしまうことが多い(なぜか切れないこともある、つまり不安定)といった点です。これは私の少ない経験上での話ですが。
ネットではデーターのコピーが遅くて使いものにならないというコメントも見かけましたが、通信環境や関連機器などとの相性などがあるのかも知れませんね。
通信がらみの問題は、ローカルでもいくつかの機器の接続がからんでおり、同時に外部の通信環境も絡んできますので、どこにトラブルの真の原因があるのか素人にはなかなか判断しずらいです。
今年いっぱいはテストを続けますが(もちろん、個人使用なので、気が向いたときだけ行ういいかげんなものですが、とりあえず不安感がなくなるまで)、正直いって万能ではないかも知れないけど、来年はもっと使う範囲が広がりそう。
とりあえず、万人におすすめではないかも知れませんが、私的にはたいへん安価で便利だと思われるプライベートなクラウド装置をご紹介いたしました。
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