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赤い雲と赤とんぼ

2023.03.08

赤い雲と赤とんぼ はコメントを受け付けていません

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一口に“夕暮れ”と言っても

暮れ泥む(くれなずむ)、黄昏(たそがれ)、火点し頃(ひともしごろ)、空燃ゆる、残紅(ざんこう)、紅霞(こうか)、夕明かり、夕映え、夕景 等々等々、さすが豊かな日本語の世界。
そして、これらの夕暮れの背景に浮かぶ共通したあるもの、そうです、それがオレンジ色の夕陽に染まった 赤い雲!

ということで、現在私たちが演奏している「赤い雲」は何と、“日本人が作ったフォルクローレ”で、最近私たちが最もよく練習している曲の一つです。作曲は、日本のフォルクローレ界の先導者として知られる岡田浩安さん。
フォルクローレ体験の浅い私としては個人的にはほとんど存じあげない雲上人で、すごいレジェンドのお一人。

 

岡田浩安さんと作品については、とりあえずこちらをご参照のほど。
http://arcoiris007.blog33.fc2.com/blog-entry-842.html
(他にも紹介情報や関連情報はネット上に多数あり、演奏も聴けるようです)

 

ケーナの歌口

 

まさに日本人によって作られた日本人のためのフォルクローレ曲「赤い雲」

というのも、だれもがこの曲のイントロを耳にした瞬間、ふるさとの懐かしい夕暮れの風景がバーッッと目の前に広がるからです。

もちろん、ふるさとの思い出も人それぞれでしょうけど、昭和世代の心の中のふるさとはいつも映画「三丁目の夕日」のようなゆったりとした世界で、バックに流れている音楽はいつも「赤とんぼ」ですよね。
「赤い雲」に接するたびにだれもが感じるのが、童謡「赤とんぼ」と同じ懐かしさなんです。

●赤とんぼ(作詞:三木露風、作曲:山田耕筰)

●赤い雲(作曲:岡田浩安)

どちらも季節を超えて日本の原風景を表しているようで、のどかで素朴な春里地区にぴったりの曲
でしょ!
そうなんです。
私たちが「赤い雲」を好きになった理由はまさにここにあり!と、勝手に思っております。

あくまでも私の我楽的な感覚ですが、日本の音楽界にあって、岡田浩安さんは山田耕筰さんと肩を並べる‘’完全無欠のフォルクローラー‘’(=今作った造語デス)といっても過言ではないかも。

フォルクローレというと一般には南米、アンデス地方の音楽をさしますが、こんな日本製の名曲もあるという、奥深い不思議なジャンルですね。

私たち我楽は、3月5日に行われた春里ふれあいまつりで、この「赤い雲」を演奏させていただきました。
出来は、いつものように○○点!でしたが… くやし~、次回こそ!

 

春里地区は岐阜県可児市の南西部に広がる田園地帯

春里地区センター

春里地区センター

春里ってすごくいい名前ですね。「はるさと」と「ふるさと」は一字違い。まさにフォルクローレのような、明るくて穏やかで懐かしい響き。

春里という地名は、明治22年(1889)に岐阜県矢戸など六ケ村が合併してできた春里村が始まり。昭和30年(1955)に周辺の町村と合併して可児町となり、さらに昭和57年(1982)に現在の可児市になったのだとか。

赤い雲の雲は“自由”の象徴です。 ただ、自由といっても、自分の情熱にまかせてやたらと突っ走る自由ではなく、マイペースでのんびり流れていく状況、あるいは平穏で、ゆったりとのびのびとふわふわと真綿に包まれたような状態で、まさに春里~って感じ。
ちなみに、こんな本もありますが。
『雲の図鑑』(要Web検索)

可児市はのどかな田園と丘陵の広がる街ですが、市民の文化活動はたいへん活発です。
3/5(日)に行われた春里ふれあいまつりには、春里地区の老若男女新しいもの好きのみなさんが大集合。私たち座・我楽も、久しぶりのステージを楽しませていただきました。
ありがとうございました。

春里地区センターからのお知らせ
春里ふれあいまつり1
春里ふれあいまつり2(我楽の出番は6番目でした)

 

春里ふれあいまつり2023 春里ふれあいまつり2023

春里ふれあいまつり2023 春里ふれあいまつり2023

 

ふれあいまつりは春里地区センターの施設をフルに使って開催されました。座・我楽の練習会場は いつもセンターの会議室を利用させていただいてます。

春里地区センター 岐阜県可児市矢戸407

 

 

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