名古屋は駄菓子のメッカ
「メッカ」という表現も古いですが、駄菓子の歴史もかなり古いですね。
といっても、駄菓子業界(売上とか店舗数とか)のピークは昭和30~40年代なので、じつはそんなに古くもない話なのです。たった半世紀前のことですから、あなたのおじいちゃん・おばあちゃん・お父さん・お母さんが子どもの頃の話です。
ただ、現在も全国に駄菓子屋さんはありますが、その数は急激に減ってきているようです。
そんな中で、駄菓子の町といえば、東京の日暮里に次いでメーカーや問屋さんが多いといわれている地区が、名古屋・西区。
じつは私の仕事にもからんでいるサイトですが、今日はキャラメル横丁のことをちょっとだけPRさせてください。
ご存じの方もいらっしゃると思いますが、キャラメル横丁は駄菓子のネットショップとしてはかなり古いサイトです。運営している会社は名古屋市西区で元駄菓子メーカーさんだったそうですが、現在は駄菓子店のクジや陳列用の紙製の箱などを作っている会社で、サイトでは単に商品を販売しているだけでなく、駄菓子文化の振興・発展を願っていろんな企画もやっています。
なぜ今日こんな話を書かせてもらうかというと、じつは昨晩(3/21)NHKラジオ第一「ゆきねえの名古屋なごやか喫茶」という番組を聞いたからです。
自分の仕事先のことなのに…といわれるかも知れませんが、直前まで知らなくて、更に、聞いた内容が、けっこうマジメに駄菓子文化について語られていたことに少々驚き、改めて思いを新たにしたからです。
駄菓子業界は非常に小さな世界で、しかも、一般には衰退産業といわれている分野です。町の駄菓子屋さんは減っていく一方です。
確かに、一般市民としてはノスタルジックに憧れるイメージはあるでしょうが、そこでビジネスを続けていくことにはかなり厳しい現実があります。しかし、家業とはいえ、そこであえて挑戦を続けるキャラメル横丁の心意気について、改めて感動してしまいました。
身内のひいき倒し? そうかも知れませんが、ちょっと考えてみてください。駄菓子業界の現実は非常に厳しいですよ。あなただったら、この先駄菓子でどうやってメシを食っていきますか?
私は正直いってわかりません。わからないけど、仕事としてやりがいがを感じています。
それはなぜ? それはたぶん、夢づくりにかかわる仕事だからだと思います。駄菓子って、子どもたちに夢を与える世界じゃないですか。夢って、人が生きていくために絶対になくてはならないものじゃないですか。ちょっと大げさですけど。
子どもたちにだけじゃく、大人たちにも夢は必要ですよね。
キャラメル横丁はたいへん小さなサイトですが、まじめに夢を考え、駄菓子文化の普及・推進に取り組んでいると思っています。
それが本当かウソか、一度サイトを訪れてあなた自身の目で確かめてください。
決してかっこいいサイトとはいえませんが、みなさんが忘れかけている何かを思い出させてくれるものであふれているはずです。
ついでに最新記事も。
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