ロハスな日々、文房具、Android

モレスキンは思考の手帳 その3

2012.07.15

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思考の道具は、できるだけ柔軟に使えるものに…

モレスキンポケットはできるだけ柔軟に使いたいと思いながらも、その一方で、いったん決めたルールはコロコロ変えずしっかり守り続けないと一定の成果を得られない、という反省もあります。

ルールを決めること自体は簡単ですが、それを守り続けることは意外と難しいですね。
わかってはいるのですが、自分で決めたルールすら覚えるのが面倒くさいというか、すぐに忘れるというか…自業自得ですけど。

しかし、思いついたことや気づいたことや感動したことなどは、その場で何かに記しておかないと絶対に残せません。どんなことでも、右から左に聞き流すというのは実にもったいない話。

ほんとに遅すぎるのですが、最近になってこのことを強く自覚するようになり、やっと“何でも記す”ことを習慣にできるようになりました。人生の大半を費やして、ようやく、です。
ポイントは、まず最初に「メモを書きつける媒体にはこだわらない」、という考え方、もちろん「モレスキン以外の」でした。 (-。-;)

その結果、モレスキンだけでなく、目の前にある紙片(資料、新聞、雑誌、チラシなど)の空きスペースや包装紙、ナプキン、ティッシュ、メモ用紙、ポストイット、ノート、時には読書中の本の余白やiPhoneのアプリになったりしますが、とにかく何でもいいからメモをとることを、ほぼ習慣にできるようになりました。“ほぼ”ですが(-。-;)

何にでもメモするというと一見いいかげんなやり方に見えますが、まずはメモを書き残すことをすべてに最優先すること-これが「柔軟」ということではないかと思うようになったのです。

 

ただし、モレスキンポケット以外の紙に書いたメモについては、すべてモレスキンに転記、または貼ることで集中管理し、情報の散逸を防ぐことにしました。
貼るメモはいろんな紙類(の切れ端)ですが、基本的に文字量は少いので、十分モレスキンに貼っておけます。

「メモを貼る」って、けっこうイケますね
ちなみに、上の写真はモレスキンから飛び出すドアラ
このページに何を書いてあるか(ドラゴンズ関連ではありません)が、いつでも思い出せます!

 

モレスキン メモスケッチ堀川の写真取材時のメモ/下手な絵でも写真より正確に記録できることがあります

 

 

 

 

モレスキン プランニング
構想メモ/私にしかわからないぐしゃぐしゃメモ…

 
 
 
 

思考のためのメモ→最後はアウトプットされることに意味がある

正直に告白しますと、私はこれまでメモを残すための道具にこだわりすぎて、メモ本来の意味を忘れていました。

メモの存在意義は「メモをとる」だけでなく、『メモを残し、見返す(考える)ことによって、書きつけた情報を無駄なく活用する』ことにあります。
私は、この当たり前のことを、すっかり忘れていたのです。

そこで私は次のような考え方で、自分なりのメモ処理(文章作成)システムを再構築することにしました。

  • 第1段階 メモを残す(=見返しやすいように残す)
  • 第2段階 メモを見返す(=見返しの習慣化)
  • 第3段階 メモの内容をアウトプットする(=継続的に情報を発信できる執筆環境の整備)

※これまでの反省から、「ルールはできるだけシンプルに」「習慣化」を心がけました。
※現在、第2と第3段階の間にきています。

そして、この第1と第2段階の中心となっている道具が、モレスキン(サブでiPhone)なのです。

 

私は、モレスキンを使うことで、ようやく「メモを残し、見返す」ことを少しだけ“習慣化”できるようになりました。今まで私が一番弱かった(やってこなかった)「メモの見返し」が、モレスキンを使うことでできるようになったのです。

モレスキンに書かれた(貼られた)メモをひんぱんに見返すことで、
仕事の原稿、日記・ライフログ、Web制作、ブログなどのプランニングや原稿作成の構想やアイディアを練ることを、
効率よくできるようになりました。

 

モレスキンポケットがあったからできたこと

これまでいろんな手帳を使ってきましたが、どんな手帳でもこうなったとは、私には思えません。

私は、モレスキンポケットの、サイズ、紙質、表紙、手触り感、そして手書きの効果などが一体となってこのような結果をもたらしてくれたように感じています。

※もちろん、モレスキンでなくても同じことはできると思います。私の場合、(人生の)流れの中でモレスキンがピッタリはまったということですね。

モレスキン
モレスキンが私にとってよかった点

○サイズ →いつも身近に置いておけるコンパクトさ
○表紙 →メモの下敷きに丁度いい固さ、私製ペンホルダーを貼付けられたこと
○紙質 →文字の書きやすさ、裏写りの少なさ、メモの貼りつけや何十回もの見返しに耐えられる丈夫さ
○糸かがり綴じ →書きやすい、貼りやすい、見やすい
○手触り感 →適度な劣化により古くなるほど手に馴染み愛着心が深まる
○手書き効果 →文字も図形も柔軟に書ける、手書きの文字は目にやさしく記憶に残りやすい(頭に入りやすい)

 

先に記したように、私はメモを記す媒体としてモレスキン(サブでiPhone)を中心にしていますが、他の紙類もいろいろ使っています。

正直いいって、以前はそのことを自己矛盾のように感じてモヤモヤしていた時期もあったのですが、現在はすっきりしています。その理由は、意識の真ん中にしっかりとモレスキンを置いているからのように感じます。

気のもちようでしょうが、心の迷いを断って信ずるもの(何でもいいけど)を見つけられれば、自然と精神(考え方)を安定させ、自分の生き方に自信をもてるようになるのかも、とまで思ったりしております。(これって宗教っぽい? …モレスキン教…かな)

 

見返す&習慣化

私のように“面倒くさがりで何でも長続きしない”方は、ひたすらシンプルに、「モレスキンポケットをしょっちゅう見返す」ことと、それを「習慣化する」ことに徹してみてはいかがでしょうか。ちょっと続けてみれば新しい展望が開けるかも。

私自身も、当面の目標を「“見返す”を習慣化すること」においてますので、よろしくお願いいたします。
モレスキンは思考の手帳 その1
モレスキンは思考の手帳 その2
モレスキンは思考の手帳 その3
(続く)

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